綾瀬はるか マイペース“座長”に高評価も「そんな気持ちは…」

[ 2016年1月11日 15:17 ]

TBS「わたしを離さないで」特別試写会に出席した(左から)三浦春馬、綾瀬はるか、、水川あさみ

 女優の綾瀬はるか(30)が11日、主演するTBSの連続ドラマ「わたしを離さないで」(15日スタート、毎週金曜後10・00)の都内で行われた特別試写会で、共演の三浦春馬(25)、水川あさみ(32)とともに舞台あいさつに立った。

 英国のブッカー賞受賞作家カズオ・イシグロ氏(61)による、2010年にキャリー・マリガン(30)主演で映画化もされた同名ミステリー小説を、日本で初めてドラマ化。撮影前に英国のイシグロ氏を訪ねた綾瀬は、「書いている中で見落としている闇にスポットを当てて、新しい扉を開いてくれているようだ。自分の思ったことを自信を持って自由にやってと言われました」と激励されたことを明かした。

 役どころは、世の中から隔絶された養護施設である教育を与えられて大人になった恭子。「設定が特別で、残酷な運命と向き合っていかなければいけないけれど、それは人を愛することだったり、友情といった普遍的な皆に共感していただけるものだと思う。心が震えるようなものを突き付けられます」と自信ありげに話した。

 幼なじみ役の三浦と水川は、撮影現場での綾瀬のマイペースぶりを強調。「現場で良い方向で作用している。何か不具合が生じても、その根源になっている人に“頑張って”と声をかけている」(三浦)、「人に迷惑がかからないマイペース。撮影時間が押してバタバタしていても、はるかちゃんが来ると和むんです」(水川)と座長を称えた。

 制作サイドも「座長として現場を引っ張っている」と高い評価。だが、当の本人は「そんな気持ちはなかったです。子役から始まっているし、全くなかったですね」とやはりマイペースだった。

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