おまえがやられたら、骨は拾っちゃるけん…「広能昌三」名語録

[ 2014年12月2日 05:30 ]

1973年1月、映画「仁義なき戦い」の撮影に臨む菅原文太さん(左から3人目)、サングラス姿の松方弘樹(左端)ら出演者たち

 ▼「狙われる者より、狙う者の方が強いんじゃ」

(「仁義なき戦い」第1作)車中で山守組若頭坂井(松方)から「夜酒飲んでつくづく極道が嫌になって足を洗おうと思うても朝になって代紋に囲まれるとコロッと忘れてしまうんよ」と言われて。直後に車を降りた坂井は射殺される。

 ▼「山守さん、弾はまだ残っとるがよう」

(同)坂井の葬儀で、山守(金子信雄)の「広能。おどれは腹くくってやっちょるんか」という言葉に対して。

 ▼「指揮官は一人で十分じゃろうが。おまえがやられたらよう、骨は拾っちゃるけん」

(第3作・代理戦争)トラック部隊率いて殴り込みに行く際、指揮官を任された槙原(田中邦衛)に対して

 ▼「広島の喧嘩(けんか)いうたら、とるかとられるかで。いっぺん後ろに回ったら死ぬまで先頭をとれんのじゃけえ」

(同)山守をとらないと気が済まない胸のうちを岩井(梅宮辰夫)に明かした際に。

 ▼「誰も知らんのじゃ、喧嘩の後始末がどがあなもんか。わしら知っとるもんが教えちゃらんといかんのじゃがのお」

(第5作・完結篇)網走刑務所に面会に来た弟分の市岡(松方)に対して。

 ▼「死んだもんに済まんけえのお」

(同)襲名式に向かう松村(北大路欣也)の後ろ姿を見つめながら、「わしらの時代は終わりじゃけん。落ち着いたらいっぱい飲まんかい」という武田(小林旭)に「そっちとは飲まん」と言ったのに続けて

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