美川憲一 独立騒動で前事務所から2億円提訴、芸名も“待った”

[ 2013年12月13日 05:30 ]

 歌手美川憲一(67)=本名百瀬由一=の前所属事務所「エービープロモーション」が12日、美川と新個人事務所オフィスミカワに対して、専属契約の一方的破棄の債務不履行に基づく損害賠償など計2億1125万7464円を求める民事訴訟を東京地裁に起こした。

 公式サイトによると、美川は昨年9月5日、エー社の承諾なく一方的に独立。同社は経済的損失を受け、美川が独立会見などで話した内容も名誉毀損(きそん)にあたるとしている。独立後の美川は、同社の資産であるステージ衣装や曲の譜面を無断で持ち出し、それを利用して活動していると主張。また、「美川憲一」の芸名の権利も同社が所持しているという。水面下で美川側と交渉を進めてきたが、「美川憲一氏の対応に全く誠意が感じられなかったため、やむなく本件の訴訟提起に及ぶこととなった」としている。

 美川は昨年10月に新事務所を設立。独立の理由を「ギャラの未払いや、社員の給料の遅配などが相次いだ」と説明していた。美川側は「訴状が届いていないためコメントできない」としている。

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2013年12月13日のニュース