NHK会長に籾井氏浮上 日本ユニシス特別顧問

[ 2013年12月13日 19:23 ]

 来年1月24日に任期満了を迎えるNHKの松本正之会長の後任に、日本ユニシス特別顧問の籾井勝人氏(70)が浮上していることが13日、関係者への取材で分かった。

 会長の任命権を有するNHK経営委員会(浜田健一郎委員長)は同日の指名部会で本格的な選考作業を開始。籾井氏以外の経済人を含む複数の候補者が委員から推薦された。20日にもあらためて指名部会を開いて会長候補を1人に絞り込み、早ければ24日の経営委で議決する方針だ。

 籾井氏は共同通信の取材に対し「話は聞いていない。受けるかどうかは話が来たら、その時に考える」とコメントした。

 経営委は今年7月から次期会長の選考作業を始めた。複数の委員が松本会長の続投を支持していたが、松本会長は今月5日の定例記者会見で、退任する意向を表明した。

 複数の関係者によると、指名部会が11日まで推薦を受け付けた結果、一部の委員から、三井物産副社長や日本ユニシス社長を務めるなど、経営手腕の評価が高い籾井氏を推す声が出たという。

 会長の任命には放送法に基づき、12人の経営委員のうち9人以上の賛成が必要となる。関係者の一人は「籾井氏は首相官邸の意向で候補に挙がった。9人の賛同が得られるか分からないが、有力候補と考えていいのではないか」としている。

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2013年12月13日のニュース