久石譲氏 楽曲無断使用の世界的横行に注意喚起「楽曲が正当に利用されることを強く求めます」

[ 2024年4月26日 19:11 ]

久石譲さん
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 スタジオジブリ映画の楽曲制作などで知られる作曲家の久石譲氏(73)が26日、公式サイトを更新し、自身の楽曲の無断使用について注意喚起した。

 久石氏の所属事務所「ワンダーシティ」はこの日、「久石譲の楽曲利用に関して」と題して投稿。「作曲家 久石譲と株式会社ワンダーシティは、久石による楽曲に関して、正規の手続きがなされていない利用や編曲は一切許可をいたしません」とし、「現在、許可なく久石の楽曲を編曲し利用する催しが世界各地で多数行われています」と問題を指摘した。その上で「無断で久石の楽曲を編曲することは作曲家の著作権および著作者人格権の侵害にあたり、断じて認められるものではありません」と注意を呼びかけた。

 また「公演名に久石の名を冠し、久石本人が関わる演奏会であると多くの方に受け取られかねないものも見受けられますが、当方ではこれらについても承認しておりません」と、久石氏に無断で開かれている演奏会の存在も問題視し、抗議した。

 「私たちはここに、作曲家の正式な許諾を得て著作権法に則った楽曲利用がなされることの重要性を訴えます。楽曲の利用者と著作権者の双方が合意した条件のもと、楽曲が正当に利用されることを強く求めます」と、正当な手続きで楽曲を使用するよう強く求めた。

 久石氏は「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」など、数々のジブリ映画の音楽を担当。そのほか実写映画やアニメ、テレビCMなど数々の音楽活動で知られる。

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