MBS吉竹史アナ 来年1月で退社、フリー転身「20代最後の挑戦」

[ 2013年11月15日 05:30 ]

フリーに転身することになった吉竹史アナウンサー

 人気情報番組「ちちんぷいぷい」などに出演するMBSテレビの吉竹史アナウンサー(29)が来年1月末で同局を退社し、フリーとして活動することが14日、分かった。

 関係者によると、今夏ごろから同局と話し合いを持ち、今月上旬に円満退社することが決まった。一度は周囲の説得もあり思いとどまったが、フリーになることへの気持ちも強く、決断した。吉竹は出身が福岡県で、同局の番組が放送圏外ということもあり、家族や親族が視聴できないことも要因の一つとみられる。

 本人は周囲に「20代最後の挑戦という気持ち。フリーアナウンサーとして東京でどこまで通用するのかもチャレンジしてみたい」と話しているという。今後については、所属事務所を含めて退社後に決めるとみられ、来春からの本格的な活動を見据えている。

 別の関係者によると、吉竹は2年前に大阪マラソンに出場した際、仕事を辞めようかと思い悩んでいたが、沿道から「吉竹さん、頑張って」という声援を受けたことで“一生アナウンサー”として活動することを決意。そんな愛情たっぷりに支えてくれる視聴者のいる関西での活動も視野に入れている。

 もちろんMBSに対しても“恩返し”をしたいという気持ちは強いようで「在籍していた7年間、会社のおかげでここまでなんとかやってこれた。パワーアップしてぜひ戻りたい」と話しているという。

 番組の企画で絵を描いたり、造形物を手掛けたりと、美大出身の才色兼備の人気アナ。アナウンス技術にも定評があり、全国区の顔になる日も遠くはなさそうだ。

 ◆吉竹 史(よしたけ・ふみ)1984年(昭59)7月4日、福岡県久留米市出身。女子美術大学芸術学部卒業。美術の教員免許を持つ。07年にMBS入社。これまでテレビでは「ちちんぷいぷい」「プリプリ」などに出演。ラジオは桂文枝と「茶屋町ホテル」、笑福亭鶴瓶と「ヤングタウン日曜日」に出演中。12年には番組企画で世界一周の旅を経験。血液型B。

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2013年11月15日のニュース