堂本光一「SHOCK」で森光子さんしのぶ「見守って」

[ 2012年11月20日 06:00 ]

 KinKi Kidsの堂本光一(33)が19日、都内で主演舞台「Endless SHOCK」(帝国劇場、来年2月4日~3月31日)の製作を発表した。10日に死去した女優の森光子さん(享年92)が生前、何度も観劇した作品で、会見冒頭には森さんをしのぶ映像も流された。来年3月に迎える1000回公演を前に、光一は「天国でゆっくり見守ってほしい」と悼んだ。

 冒頭で流れたのは、森さんが光一と談笑したり、激励する姿などを紹介する映像。硬い表情でスクリーンをじっと見つめた光一は「森さんからいただいた、たくさんの言葉が大きな支えになってきた。語り尽くせないくらいの思いがあります」と声を震わせた。

 デビュー前から交流があった。00年にSHOCKがスタートすると、森さんは毎年のように観劇に訪れ、公演中に食が細くなる光一を心配して夜食も差し入れた。今年2月の公演初日にも、同舞台のチラシを高々と掲げた近況写真をエールとともに寄せ、これが公表された最後の近影となった。

 来年3月21日に達成する1000回公演についても、森さんは「ぜひ見に行きたい」と話し、入院先のベッドサイドには光一の写真も飾られていたという。光一は「見てもらえないのは凄く残念。天国で見守ってくださると思ってステージに立ちたい」と語った。

 森さんが「放浪記」で打ち立てた2017回公演という記録への挑戦については「とてつもない回数なので、全然分からない」と前置きしつつ「周囲の期待に応えていきたいという思いはあります」。生涯役者を貫いた森さんの教えを胸に、今後もまい進していくことを誓った。

 SHOCKは今年1月に初の地方公演として福岡・博多座公演を成功させたのに続き、来年は4月に博多座、9月に大阪・梅田芸術劇場でも上演。光一は地元での初公演に「いまだに大阪弁が出ることがあるので、イントネーションが最大の敵。なるべく大阪弁を聞かないようにします」と話して笑いを誘った。福岡、大阪の両公演の詳細は発表されておらず、帝劇公演の千秋楽時点で通算公演回数は1014回に達する。

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2012年11月20日のニュース