大谷翔平 Dバックス戦第1打席は空振り三振 右翼線への痛烈ファウルが警備員を襲いヒヤリの場面も

[ 2024年5月22日 11:21 ]

ナ・リーグ   ドジャース―ダイヤモンドバックス ( 2024年5月21日    ロサンゼルス )

初回、空振り三振に倒れ、ベンチに戻るドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席は三振に倒れた。

 第1打席はベッツが四球で歩き、無死一塁の場面。初球の内角速球を引っ張った打球は右翼線のフェンス際に座っていたボールボーイを襲ったが、警備員は椅子を持ちながらフェンスを跳び越えて観客席側に逃げ、ギリギリで回避した。その後フルカウントまで粘ったが、初対戦の右腕ファットの内角のボールゾーンに鋭く食い込むスイーパーにバットが空を切った。

 大谷は前日の第1打席に相手左腕・マンティプライの初球でセーフティーバントを試みて投手への内野安打を記録。バント安打は公式戦では2022年4月以来2年ぶりだった。3回無死一、二塁の第2打席は四球で好機を拡大し、フリーマンの満塁本塁打を呼び込んでチームの4連勝に貢献。3打数1安打で打率・353のまま、ナ・リーグ首位打者をキープした。本塁打王を争うブレーブスのオズナが20日のダブルヘッダーで13、14号を放って大谷に1本差をつけているだけに、オズナに並ぶ一発が期待されている。

 関大の宮本勝浩名誉教授は、ドジャースにおける大谷の今年の経済効果が約865億1999万円に上るとの試算を発表した。昨年優勝した阪神の経済効果(約872億2114万円)とほぼ同額。観客増やグッズの売り上げ増、スポンサー契約など多方面での収益アップが寄与し「阪神優勝の経済効果は選手全員でつくり出したものだが、大谷選手はたった一人。空前絶後の金額」と驚きの声を上げた。昨季エンゼルスでの大谷の経済効果は約504億1008万円で、約1.7倍と大きな注目を集めている。

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