巨人・堀田賢慎 東京ドーム初勝利が目前でスルリ 2―0の6回2死から連続四球と連打で逆転許す

[ 2024年5月22日 20:04 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2024年5月22日    東京D )

<巨・中>6回、イニング途中での降板となり悔しさをにじませる堀田(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の5年目右腕・堀田賢慎投手(23)が22日の中日戦(東京D)で今季4度目の先発登板。勝利投手の権利を得て迎えた6回に一挙3失点して逆転を許し、本拠・東京ドームでの初勝利を逃した。

 前日21日に誕生日を迎え、23歳になってから初のマウンド。中日戦は今月8日(バンテリンD)以来今季2度目の登板で、その時は6回途中6安打無失点の好投で2022年8月5日ヤクルト戦(神宮)以来642日ぶりの先発勝利を挙げていた。

 初回いきなり安打と四球で1死一、二塁のピンチを迎えたが、4番・細川を三ゴロ併殺打に仕留めて無失点。その裏、丸の初回先頭打者アーチで先制してもらうと、3回にも岡本和の犠飛で2点目をもらった。

 岡本和は直前の3回の守りで1死一、二塁のピンチを迎えた際、田中の鋭い打球を好捕して一直から併殺を成立させピンチを脱出しており、これにも勇気を得た堀田は4回と5回は3者凡退。無傷の4勝目となる勝利投手の権利を得た。

 だが、2―0で迎えた6回に悪夢が待っていた。2死走者なしから田中、福永に連続四球を与え、細川の左前適時打とカリステの右翼フェンスを直撃する2点適時二塁打で一気に3点を失って逆転され、ここでマウンドを2番手右腕・泉に譲った。

 泉はビシエドを4球で遊ゴロに仕留めてそれ以上の得点は許さなかったが、ベンチに戻った堀田はきつく唇をかみしめ、ベンチの柵にもたれかかるようにして頭を抱え悔しがった。

 堀田はプロ初勝利を含む2022年の2勝はともに神宮で、今季ここまで挙げていた3勝も横浜、バンテリンドーム、福井。東京ドームで勝てばプロ5年目で待望の初勝利となるはずだったが、お預けとなった。

 投球内容は5回2/3で打者23人に対して77球を投げ、5安打3失点。3三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は146キロだった。

 ▼堀田 6回の2アウトまではランナーを出しながらも粘り強く投球できていたと思いますが、あと1アウトのところからの四球、逆転打は反省しないといけないですし、しっかり次の登板につなげていきたいです。

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