巨人・坂本勇人が史上2人目の通算450二塁打達成 1位の立浪和義まで「あと37」 敵将の前で決める

[ 2024年5月22日 18:51 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2024年5月22日    東京D )

<巨・中>3回、プロ通算450本目の二塁打を放ち、塁上でボードを掲げる坂本(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の坂本勇人内野手(35)が22日の中日戦(東京D)で今季5本目となる二塁打を放ち、立浪和義(中日)以来史上2人目の通算450二塁打を達成した。

 前日21日までの5番から打順が変わってこの日は「2番・三塁」に入り、12試合連続で先発出場。1―0で迎えた3回、無死一塁で入った第2打席で相手先発左腕・小笠原から左翼線二塁打した。1ストライクからの2球目、外角スライダーを弾き返した。

 これで、通算449二塁打で並んでいた福本豊(阪急)を抜いてNPB歴代単独2位に浮上。通算487二塁打した立浪和義(中日)の歴代1位記録には「あと37」としている。

 坂本は2021年10月2日のDeNA戦(東京D)においてNPB史上最年少となる32歳9カ月で史上14人目の通算400二塁打を達成。その際、「2000安打(当時54人)より達成者が少ない。凄く価値のあることと自分でも思う」と語っていたように、二塁打には強いこだわりがある。

 初回の第1打席では中前打を放っており、この二塁打で通算2361安打とし、NPB史上唯一3度の3冠王に輝いた落合博満(日本ハム)の歴代12位記録、通算2371安打までは「あと10」となった。

 NPB歴代1位の敵将・立浪監督の目の前で決めた史上2人目の通算450二塁打。シーズンオフの合同自主トレーニングに参加するなど坂本に師事している湯浅大内野手(24)から二塁ベース付近で記念ボードを受け取ると、控えめに笑みを見せる坂本だった。

 【NPB通算二塁打10傑】
1位 立浪 和義(中日) 487
2位 坂本 勇人(巨人) 450
3位 福本 豊(阪急) 449
4位 山内 一弘(広島) 448
5位 金本 知憲(阪神) 440
6位 稲葉 篤紀(日本ハム) 429
7位 王  貞治(巨人) 422
8位 張本  勲(ロッテ) 420
9位 長嶋 茂雄(巨人) 418
10位 松井 稼頭央(西武) 411
※所属は最終、現役は坂本のみ

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