日本ハム・育成出身の福島 プロ最長5回2/3無失点で勝利投手の権利を得るもまさか…8回満塁弾被弾

[ 2024年5月22日 19:49 ]

パ・リーグ   日本ハムーオリックス ( 2024年5月22日    エスコンF )

<日・オ>6回、西川を中飛に打ち取りベンチに下がる福島(右)をハイタッチで出迎える新庄監督(撮影・高橋 茂夫)
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 3月に支配下登録された日本ハムの福島蓮投手(21)が22日、オリックス戦(エスコンF)で4度目の先発登板。5回2/3を無失点に抑え、勝利投手の権利を得て、マウンドを降りた。しかし、4点リードの8回に4番手・堀が満塁弾を打たれ、目前でプロ初勝利が消滅した。

 初回は三者凡退と最高の立ち上がりを見せたが、2回はボール球が先行。先頭の森に右前打を許すと、続く紅林に四球を与えて無死一、二塁のピンチを招いた。セデーニョを遊併殺打、宗を二ゴロで打ち取り、一打先制の窮地をしのいだ。

 3回も四球でランナーを出して2死一塁としたが、一走・宜保をけん制で刺す落ち着いたプレーを披露。4、5回もランナーを許したが、要所を締めてスコアボードに0を並べた。

 プロ最長となる6回のマウンドに上がり、2死としたところで降板。被安打2、92球を投げ抜き、後続に託した。ベンチ前では新庄監督から笑顔で迎えられ、両手でハイタッチをしていた。

 1メートル90の3年目右腕は、プロ初先発だった4月17日のソフトバンク戦(エスコンF)は5回2失点、2度目の先発となった5月1日の西武戦(ベルーナD)は5回1失点、同10日のロッテ戦(エスコンF)での3度目の先発では4回1/3を投げて3失点。「(勝ちが)付いたらラッキーって感じで」と無欲での投球を誓っていた。

 ▼福島 ボール先行になっても何とか粘ることができ、走者が出ても守備に助けられました。点を取ってくれた打線と後ろを抑えてくれた生田目さんに感謝したいです。チームが勝てるよう最後まで応援します。

 ▼マルティネス 打ったのは真っすぐ。郡司はいつも芯で捉えて、いいバッティングをしている。その郡司を手本にして、何とか(ランナーを)還したい気持ちでした。

 ▼田宮 打った感触は完璧でした。さっきミスをしてしまったので、何とか1点をと思って振り抜きました。

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