広島・新井監督「内容が濃かった。凄く有意義な一日」　敗戦にも収穫あり

練習試合   広島0ー4阪神 （ 2024年2月18日    沖縄 ）

＜練習試合　広・神＞広島・新井監督（撮影・須田　麻祐子）
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　広島は阪神との練習試合に0―4と完敗。打線は3安打に封じられて三塁を踏めず、投手陣も被安打15、7四死球と精彩を欠いたが、新井監督は「内容が濃かったし、凄く有意義な一日になった」と、敗戦にも収穫ありを強調した。

　新外国人シャイナー（マリナーズ）は昨季セ・リーグMVPの村上や先発候補の才木と対戦。「ボールを見られたので対戦を重ね、自分のタイミングでしっかり捉えられれば、いい結果もついてくると思う」と開幕後の攻略に自信を見せる。

　久保が才木から放った左飛や、田村が石井から打った中飛は、逆風に阻まれたものの快音を響かせた。若手には主戦級との対戦が血肉になるだけに、指揮官は「3安打だったけど、1軍の投手が多く出てくる中、各自がいい反応していると感じた」と振り返った。

　《塹江は手応え十分の1回零封》左腕・塹江が3番手として7回に登板し、無難に「0」を刻んだ。先頭・森下に四球を与えても動じず、渡辺を注文通りの遊ゴロ併殺、梅野は一飛に仕留めた。昨秋から腕を下げた横手気味のフォームに取り組んでおり「いい感じで投げられている。投げやすさもある」と手応えを強調。新井監督は「今までの塹江とは違う。マウンド上で落ち着いている。新しいフォームに自信を持っているのかなと思う。楽しみ」と期待した。

　《堂林は志願の出場で二塁打》堂林が存在感を発揮した。「4番・一塁」で先発し、4回1死から右越え二塁打。才木の初球、真ん中高め直球を捉え「実戦で結果が出てホッとした」と汗を拭った。今春は調整を任されており志願の出場。「いい投手が投げると聞いたので、ぜひ立たせてください…と」。初回2死一塁で、村上の内角直球に見逃し三振に倒れた場面では「結構速く見えたけど、ファウルにしないといけない。あの球をこの時期に見られるのは収穫」と話した。