牛島和彦氏 巨人ドラ1・西舘の気になる開き気味の踏み出し 力むとボールが抜けやすくなる

[ 2024年2月19日 05:25 ]

練習試合   巨人11-3韓国サムスン ( 2024年2月18日    沖縄セルラー )

<巨人・韓国サムスン>2回1失点だった巨人先発の西舘(撮影・藤山 由理)
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 【CHECK!牛島和彦】巨人の西舘が2回1失点。持ってる素材、球の切れもいいし腕も振れている。十分先発ローテーションの候補に入れるいい投手だと思うがどうしても気になる点がある。左足を上げての踏み出しが開き気味、アウトステップになっていることだ。左の肩が開いてしまい力むと球が抜けやすくなる。2回の死球は力が入って変化球が抜けたもの。打者目線では西舘の胸が早く見えて、球の出どころも分かりやすい。

 西舘はセットポジションに入ったときに両膝が曲がっている。こういう形でセットに入るとかかとに体重が乗ってしまい、アウトステップになりやすくなる。あくまで私の考えだが膝を曲げずに、膝を伸ばして爪先にしっかりと体重を乗せて投球フォームに入った方が、ステップも真っすぐになり、捕手方向にパワーも伝わる。そうなれば抜け球も減るし、投球ロスもなくなると思う。短期間でスタイルを変えるのは難しい。時間をかけ試行錯誤しながらでも“爪先体重”で投球に入れる形を模索してほしい。

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