伊東勤氏「涙出るほどうれしかった」韓国の斗山ヘッドコーチ時代にソッポを向いていた選手たちが…

[ 2024年2月15日 19:37 ]

中日ヘッドコーチ時代の伊東勤氏
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 西武、ロッテの監督を務めた伊東勤氏(61)が、江本孟紀氏のYouTube「エモやんの、人生ふらーりツマミグイ」に出演。韓国で受けた

 2012年に韓国プロ野球の斗山ベアーズからヘッドコーチとして招へいされた。

 WBCなどで韓国野球に触れ、「一度見ておきたい」とオファーを受けることにした。

 韓国は伝統的に上下関係に厳しく、学校の先輩だったり、特別な恩のあるコーチ以外の指導を拒否する選手もいた。

 西武時代の伊東氏の実績を知っていても「なかなか心を開いて来てくれなかった」と振り返った。

 それでも若い選手らは少しずつ伊東氏に師事するようになり、技術を向上させていった。

 だが、韓国代表でもあるベテラン選手だけは近寄ってこない。

 ところがある日、そのベテランが「コーチお話があります。一緒に来て下さい」と声をかけてきた。

 「やっと来たか」と思い、指導しようとその選手と一緒にロッカーに向かうと真っ暗な部屋で突然明かりがついて…。

 「選手みんながいてハッピー・バースデー歌ってくれたんですよ。僕の誕生日。自分でも忘れていました」

 伊東氏がとくにしごいていた控えの捕手が「コーチおめでございます」とケーキを持って来て、顔にべちゃっと塗りつけられたという。

 「日本ではなかったんで、涙が出るほどうれしかった」と笑顔で思い返していた。

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