中日・大野　復権へ着々　左肘手術後初めてブルペン100球「いい状態をキープできています」

ブルペンで投げ込む中日・大野（撮影・椎名　航）
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　左肘手術からの再起を目指す中日・大野がブルペン入り。術後最多となる100球を投げ完全復活へ順調な調整ぶりを示した。

　「早く3桁の球数を投げたいなと思っていたので。いい状態をキープできています」

　短い言葉に、充実ぶりがにじみ出る。昨年4月に左肘クリーニング手術を受け、9月21日のウエスタン・広島戦（ナゴヤ）で実戦復帰。今キャンプでも初日からブルペン投球するなど完全復活への段階を踏んできた。今後は2月中旬にシート打撃に登板し、今季のオープン戦初戦となる23日広島戦から始まる北谷での3連戦に向かう見込みだ。

　「実戦に向けて質を上げていく。内容にこだわっていく」と左腕エース。昨季はわずか1試合に終わり、不完全燃焼だった14年目のベテランが逆襲のシーズンに挑む。　（湯澤　涼）