阪神OB鳥谷敬氏が初の2軍指導　ドラ3・山田と戸井を高評価「可能性を持っている選手が多い」

（左から）阪神・百崎、山田、高寺らを指導する鳥谷臨時コーチ（撮影・大森　寛明）
Photo By スポニチ

　阪神の今キャンプで臨時コーチを務めるOBの鳥谷敬氏が指導2日目は2軍の具志川キャンプを訪れた。臨時コーチは2年連続も2軍の指導は初。この日は早出特守から精力的に動き回った守備の名手はドラフト3位・山田（仙台育英）と戸井を高評価した。

　「山田選手も体の使い方がうまい。戸井選手もかなりスピード感があった。可能性を持っている選手が多い」

　守備では体の使い方が「大事」と説く鳥谷氏は、足の運び方や補球時の体の向きなど細かく指導した。午後からの特守では約50分間の特訓を実施。その中で特に目を引いたのが山田の動きだった。「練習でノックを受けるよりも、実戦（昨年の甲子園）の方が見栄えがいい」と言わしめた。

　大先輩からの熱い言葉を伝え聞いたルーキーは「うれしい。結果が全ての世界だと思う。そこにこだわってやっていけたら」とレベルアップを誓い、戸井も「教えてもらったものをしっかり自分のものにできたら絶対にプラスになると思う」と意気込んだ。（杉原　瑠夏）