ソフトB・又吉が野球殿堂入りの谷繁元信氏に感謝 「成績を残して恩返しができれば」

[ 2024年1月19日 17:47 ]

<ソフトバンク自主トレ>自主トレを行う又吉 (撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクの又吉克樹投手(33)が19日、中日時代の恩師である谷繁元信氏(53)の野球殿堂入りを祝福し、当時授かった金言を胸にプロ11年目のシーズンを戦い抜くと誓った。

 又吉は「谷繁さんの最初のドラフトで入ったのが僕。1年目から辛抱強く使ってもらった」とプロ入り当時を振り返った。ルーキーイヤーの14年から3年連続で60試合以上登板。兼任監督だった谷繁氏ともバッテリーを組んで配球などを学んだ。「谷繁さんに出会えなかったら僕の野球人生は1、2年で終わってるんじゃないですかね」と感謝している。

 今も心に刻んでいるのは「逃げるな」という言葉だ。「マウンドで怖いと思っているのを変に隠そうとするなと。それを受け入れた上で、どうしたらいいかを常に考えろと言われた」。プロ2年目の15年は6敗を喫するなど苦しんだが、谷繁氏の親身の指導で立ち直るきっかけをつかんだ。

 師弟関係は今でも続き、国内FA行使、結婚など節目には欠かさずに報告した。右足骨折などで離脱した22年シーズン中には心配した谷繁氏から「どうしんたんや?」と連絡をもらったとも明かした。

 現在は福岡県筑後市のファーム施設で自主トレを行っている。例年ならオフに体重が落ちてしまうのが悩みだったが、ベスト体重の74キロをキープ。来週にはブルペンに2度入り、2月1日のキャンプインに備える予定だ。順調に調整を進めている右腕は「谷繁さんが1年目のドラフトで残っているのは僕と祖父江さんの2人になった。2人ともFAを取って、そういう意味では一つ恩返しができている。今度は成績を残して恩返しができれば」と話した。

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