落合博満氏 ファン選出思い出の試合2位は10.8決戦 決勝打含む2打点に痛み耐え強行出場

[ 2024年1月19日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ファンが選ぶ思い出の試合【選手編】を発表した。

 第2位は巨人・長嶋茂雄監督(現巨人終身名誉監督)が「国民的行事」と称した1994年10月8日の巨人-中日戦(ナゴヤ)。両軍69勝60敗で並び、130試合制の最終戦で勝った方が優勝という大一番だった。当時巨人に所属していた落合氏は2回に右中間へ先制の15号ソロ。2-2の3回には決勝打となる勝ち越し打を放った。しかし、直後の守備で左内転筋を負傷して一時は中畑清打撃コーチに背負われてベンチに戻るも、痛み止めの注射とテーピングの治療を施してプレーを続行。その後、痛みが限界に達して途中交代したが、チームは6-3で勝利して4年ぶりのリーグ優勝を決めた。

 この試合について落合氏は「そんなに自分の中では強烈に残っているっていう試合ではないけどね。視聴者のみなさんがそういうふうに思うんであればそうなんでしょう」と淡々とした様子で振り返った。

 視聴者からの「優勝したい強い思いを感じた」、「プロ野球選手としての気迫が大変感じられた」との投稿には「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべ「長嶋さんが国民的行事っていうくらいだからね」と話した。1994年の巨人は6月には2位に最大10ゲーム差をつけながら、夏場には19年ぶり8連敗と失速しただけに「あそこまでもつれさせちゃいけないシーズンだったんだけどね」と振り返った。

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