落合博満氏 ファン選出思い出の試合番外編はロッテ時代 本塁打でファンがびしょ濡れに

[ 2024年1月19日 17:15 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ファンが選ぶ思い出の試合【選手編】を発表した。

 得票数では巨人、中日時代が多かったため、番外編はロッテ時代の思い出を振り返ることになった。投稿者は当時南海が本拠として使用した大阪球場に月1回通っていた思い出を投稿した。その投稿者が南海-ロッテ戦で南海側の外野席に座っていると、落合氏の本塁打の打球が飛んできた。打球は近くのビールを飲んでいた男性に向かっていき、その男性がビールの紙コップでホームランボールをキャッチし、周囲の観客から拍手を受けたという。しかし、その男性はビールを頭からかぶってびしょ濡れに。しかも、南海側の座席だったこともあり、ホームランボールを持っていると南海応援団から「そんなボールは捨てろ」と言われたため、ロッテ側の座席に逃げていったという。

 落合氏はホームランが入った地点の様子が見えるかと問われ「見えるわけないでしょうが」と苦笑いした。

 また、別の投稿者からは、当時パ・リーグの情報量が少ない中、ロッテの若手として本塁打を連発していた落合氏に衝撃を受けたとし「芸術的な右打ちや神主打法を真似していた」という投稿があった。これには「結構真似している人、多かったみたいよ。その時々に打っている人の真似をするっていうのは野球界、常にあることなんでね。まあ、不思議でもなんでもないでしょう」と話した。

 落合氏は過去に同チャンネルで神主打法が完成したきっかけについて「きっかけはないんだよ。見よう見まねで人がやっているのを見ながら、こういうのをちょっと遊びながらやってみようかなというのにたどり着いた結果だと思う」と回答している。「一番最初にヒントにされたのは誰」の問いには「土肥健二さんと加藤秀司さんだよ」と答えた。土肥さんは68年ドラフト4位でロッテに入団し、捕手として活躍。加藤秀司さんは68年ドラフト2位で阪急に入団。阪急含め5球団でプレーし、首位打者2回を獲得するなど、通算2055安打を記録した。

 だが、両者ともに「構え方は全然違う」といい、参考にした部分としては、土肥さんについては体の手前でバットを持った手を柔軟に動かしながら「ここ(ハンドリング)の柔らかさだね」とした。加藤さんについては「加藤さんのは…説明つかないな、うん。ただ見て“すげえな”って思っただけかもわかんないし、“じゃあこれを真似てみよう”って真似たことはあったとは思うけども」とあくまで感覚的な部分で参考にしたことを明かしている。

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