日本ハム木田優夫GM代行 選手育成の経験生かし優勝目指します

[ 2023年12月30日 12:05 ]

5シーズンのユニホーム生活に別れを告げ、来季からGM代行としてチーム編成に力を注ぐ木田優夫GM代行
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 【木田画伯の球界絵日記】日本ハムの木田優夫GM代行(55)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、6シーズンぶりに球団フロントへ復帰となった自身について。5シーズンのユニホーム生活に別れを告げ、来季からGM代行としてチーム編成に力を注ぎます。投手コーチ、2軍監督での選手育成の経験を生かして全国を飛び回り、背広姿で目指すのはもちろんチームの優勝です。

 皆さん、ご無沙汰しています。春の沖縄・国頭キャンプ以来の絵日記になります。この間にファーム監督から球団フロントに入り、GM代行になりました。

 2019年にGM補佐から1軍の投手コーチに就任してからファーム総合コーチ、ファーム監督として合計5シーズン、ユニホームを着ていました。その間、なかなか思ったようなことができず、チームに迷惑をかけたりしていましたが、ファンの皆さんの温かい声援に支えられてやってこられました。本当にありがとうございました。

 特にファーム監督として過ごした2年間は、コロナ禍の影響も少なくなり、鎌ケ谷などでも皆さんとより近くで接せられるようになり、たくさんのよい経験をできました。2年続けて開催してもらった僕のバースデーイベント(9月12日生まれで、今年は9月17日に実施)でも多くの人に来場していただき、楽しい思い出になりました。

 さて、11月下旬からはGM代行としての活動が始まりました。既にアマチュア野球の視察や移籍選手の会見の立ち会いなどもしています。現役の選手としてファイターズにいたときも、GM補佐のときも、コーチやファーム監督のときも、常に「ファイターズに勝ってほしい、優勝してほしい」という氣持ちでやってきました。その思いはもちろん、これからも一緒です。

 来年、ファイターズが優勝するために、そして再来年以降も勝ち続けるために全力で働いていこうと思っていますので、よろしくお願いします。(日本ハムGM代行)

 <GM補佐時大仕事“左手”で清宮獲得>木田GM代行にとって、18年まで務めたGM補佐で象徴的な大仕事といえば17年のドラフトだ。1位指名で7球団が競合した早実・清宮を見事に引き当てた。ドラフト前夜に親交の深い明石家さんまと会食し「右手か左手か悩んでたら、さんまさんに“左手で行け”と。僕の右手はもってないから」と振り返る。日米通算74勝の右腕ではなく、左手で成し遂げた大仕事。背広組に戻り、どんな仕事をするのか注目される。

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