日本ハム松本剛「打率3割にこだわる」 指揮官の期待に応えられずもどかしい1年、来季へ強い決意

[ 2023年12月30日 11:35 ]

「しゃけまる」と来季の目標を書いた色紙を手にポーズを決める松本剛(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 選手会長を務める日本ハム・松本剛(30)が20日、北海道文化放送「F-PARK」にゲスト出演した。同チームの公式youtubeチャンネルで26日、この映像を公開。チーム、個人ともに苦しんだ今季を振り返った。

 若手の活躍が目立つ日本ハム。選手会長を23年から務め、「野球の話を気兼ねなくできるというか、そういう選手が今はあまりいないので…」とチームのベテランとしての悩みを告白。「“なんとかしたい”“どうしたら勝てるんだろう”ていうのはずっと思ってました」ともどかしい気持ちを明かし、「監督はもちろん、勝つためにいろいろ策を打っていたので、それに答える、もしくは新しい何かを見つけられないかなと思いながら一年間やっていた」と指揮官の期待になんとか応えようと必死だったという。

 チームを率いる存在として、沈んだ雰囲気のチームを鼓舞。「自分の成績もあまりよくなかったので苦しかったですけど、プラスな言葉を少しでもかけられれば」と声かけに努めた松本。今に至るまで、苦しい時期を過ごした経験のある松本だからこそ、若手の思いに寄り添うことができたのだろう。

 今季は134試合に出場。30打点3本塁打、打率.270の成績。打率.347で首位打者に輝いた22年と比較し「物足りないですね」と悔しさをにじませた。

 元同僚で、同期の近藤健介(現ソフトバンク)が今季26本塁打を放ち、インタビュアーの元日本ハム・鶴岡慎也氏に「“僕も来年打ってやるぞ”の気持ちは?」と聞かれ、松本は「いや無いです」と笑顔で即答。「長打、長打と思わず低く速い打球を。打率しか勝負できるところがないので、打率3割にこだわる」と強い決意を語った。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年12月30日のニュース