【NPB AWARDS】イ、ウ優勝の巨人・二岡2軍監督&ソフトバンク・小久保2軍監督 あいさつ全文

[ 2023年11月28日 15:54 ]

<NPB AWARDS 2023>優勝チーム表彰で笑顔を見せる巨人・二岡監督(左)とソフトバンク・小久保監督(撮影・尾崎 有希)
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が28日、都内で開かれた。

 第一部のファーム表彰式の優勝チーム表彰で、イースタン・リーグを制した巨人・二岡智宏2軍監督(現1軍ヘッド兼打撃チーフコーチ)が「昨年に引き続き2年目ということで、その前は3軍の監督を2年間やらせていただきました。球団から“若い選手を何とか育ててくれ”ということで、4年間ファームで指導してきました。2軍として1軍の状況を見ながら、選手を調整させる、そして若い選手を鍛えて1軍の選手力にするということがメインになってくると思いますが、ただ2軍としても勝ち負けと言うことが出てくる。選手には“負けていい勝負事はない”といつも言っていました。そういう選手達がしっかり活躍することによって、今シーズン、最後、ジャイアンツとしても負けられない、負けたら優勝がなくなるという試合が数試合続きましたけど、その中でしっかり結果を出したということは選手も自信になると思いますし、首脳陣としてもとてもいい経験ができたんじゃないかと思います。来―シーズン、ジャイアンツの1軍は阿部新監督に変わります。私自身も1軍のコーチをやらせていただきます。監督をしっかり支えてジャイアンツがいい方向にいくようにやっていきますので、変わらぬ声援をよろしくお願いいたします」とあいさつした。

 続いて、ウエスタン・リーグを制したソフトバンク・小久保裕紀2軍監督(現1軍監督)は「2軍監督として今日が仕事納めで、一言あいさつさせていただきます。2軍は優勝を目指してスタートする組織ではありません。選手の育成、教育、また1軍に送り出す選手の強化という様々な人間がいる中で、2軍の組織で2年間やらせてもらいました。正直、優勝争いの中で、最後の15試合の時に初めて選手に“今年はここまで来たら優勝するぞ”というワードを使いました。その優勝という言葉を使うことにより、より一層率先したチーム、逆にプレッシャーを与え、より1軍に近い環境に置かせる。そういうプレッシャーを与えた方がいいのではないかという考えで、残り15試合を戦いました。我々の方が早く優勝が決まったものですから、二岡監督に電話して、ここまで来たら公私ともに仲の良い二岡監督とやりたいと伝えて、ジャイアンツも最後勝って、宮崎の方で日本一を決定戦はすることができました。2年間の監督経験を生かしながら、来シーズンからはホークスの1軍監督として指揮を執ることになりますが、最後に、今日ここにいる選手は1軍に近いのは間違いないです。あとひとつ加えることができれば、必ず1軍の舞台で活躍できる選手達ばかりです。その選手達が来シーズン、この後の2部のNPB AWARDSで表彰されるような活躍を期待してあいさつに代えさせていただきます」とメッセージを送った。

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