オリックス山本由伸 3年連続3度目MVP!山田久志&イチローに並ぶ快挙「新しいステージでも活躍を」

[ 2023年11月28日 18:46 ]

<NPB AWARDS 2023>最優秀選手賞を受賞した山本(左)(撮影・尾崎 有希)
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が28日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞(MVP)にパ・リーグはオリックスの山本由伸投手(25)が選ばれた。3年連続3度目の受賞。過去、3年連続受賞は1976~78年の山田久志(阪急)、1994~96年のイチロー(オリックス)のみで、球団の投打のレジェンドに肩を並べた。山本は投手4冠、沢村賞、三井ゴールデン・グラブ賞、ベストナイン、最優秀バッテリー賞と合わせて、これで3年連続“9冠”を制覇。オリックスからは10人目、17度目の受賞となった。

 山本は会見で、イチロー氏以来の3年連続受賞について「同じことができたのがすごくうれしい。すごく偉大な先輩なので少しでも追い付いていけるように日々頑張っていきたいと思う」と喜び。来季は米メジャーに戦いの場を移すが、日本でやり残したことを聞かれると「日本シリーズで負けてしまったし、やっぱり1年やると悔しい思いをする試合や出来事が何度かあるので、やり残したことはないとは言い切れない」としながらも、「かなり順調なプロ野球生活を送れているかなとは思います」と話した。

 壇上では「心から嬉しく思います。また新しいステージに行くのでそこでまた活躍できるように頑張っていこうと思います」と笑顔を見せた。

 今季は23試合に登板して16勝6敗、防御率1.21、勝率.727、169奪三振で最多勝、最優秀防御率、勝率第1位、最多奪三振と先発投手のタイトルを独占。9月9日のロッテ戦(ZOZOマリン)では82年ぶり3人目の2年連続ノーヒットノーランを達成した。阪神との日本シリーズでは第6戦で自己最多138球を投げきり、9回1失点完投でシリーズ初勝利を挙げた。

 ポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指し、21日(日本時間22日)には米球団との交渉が解禁。前日の最優秀バッテリー賞の表彰式では、米メディアが報じた近日中のリモート面談について「ポスティングは期間が決まっているので、スゴく大事になるかもしれない。落ち着いて考えたい」と話していた。

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