中日・大島の“若手練習量足りない”発言 OB中村武志氏は「優しい先輩ですよ」

[ 2023年11月28日 17:49 ]

契約更改した中日・大島
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 中日OBの中村武志氏(56)がYouTube「野球いっかん」に出演。大島洋平外野手(38)が14日の契約更改の席で口にした“若手野手は練習量が足りてない”という発言について語った。

 中村氏はまず「一言でいうと大島は練習しすぎるので。彼の練習についていくのは息が切れると思います」と基本的な練習量の差に言及。「それを言うということは、大島は優しい先輩ですよ」と持論を展開し「俺を早く抜けよ、という表れでもあるし、言うことで自分もまだまだ頑張れる」と話した。

 「契約のときに、もっと監督に使ってもらえるように頑張ります、とお茶目に本音を出していたが、今まで以上に頑張らないと、あぐらをかいている場合じゃないと自分で分かっているんじゃないかな」と自らへの厳しい姿勢が背景にあると説明した。

 大島のキャプテンシーについては「何も人に迷惑をかけない。引っ張っていくタイプではないが、俺の姿を見て頑張れ、という感じ。ただ“大島さん一緒にやらせてください、ここ教えてください”と来るのは絶対拒まない」と評価。練習量について「彼の自主トレはしんどいですよ。凄いらしい。(参加した皆が)きついって言っていたので。相当きついんじゃないですか」と話し「やっていないと、ああいう成績は残せない」と今季2000安打を達成した巧打者を称えた。さらに「俺は必要以上にやったつもりだったけど成績は残せなかった。どういうことかなといつも思う」と笑いを誘っていた。

 中村氏は中日の後輩に話を戻し「やっぱり大島は優しい。アドバイスじゃないですけど、そう言ってくれる先輩なんていない」とし「(中村氏の現役時代は)練習するな、と言う。練習するとうまくなる。ということは自分のポジションが危なくなる。だから練習するな、と。バッティング練習でも、ずっと打つ人がいる。僕らの順番が回ってこない。そういった意図があったかは分からないけれど、(他の選手を)試合に出すことで自分の立場が危うくなる。チャンスをあたえてはダメだった」と厳しい競争があった自らの経験を話していた。

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