西武・古市尊試合後に涙 延長12回抜けたスライダー捕球できず「これで負けたのでやっぱり悔しい」

[ 2023年9月18日 18:09 ]

パ・リーグ   西武1ー2ロッテ ( 2023年9月18日    ベルーナD )

西武・古市
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 延長12回の末、西武のバッテリーミスで敗れて2カード連続の負け越し。今シーズンの勝ち越しが消えた。

 1―1の12回2死三塁、内角を狙ったボーのスライダーが外角に抜けた。捕手・古市は慌てて反応したが捕球できず(記録は暴投)。これが決勝点となり、試合後は約20分間ベンチ裏で涙を流した。ロッカーに戻ってこない古市を心配して、野田バッテリーコーチがベンチ裏へ。2人で階段を上がっていると「あのケースのスライダーは、キャッチャーはまず引っかけのワンバウンドをイメージする。絶対に止めるとなる。抜けたスライダーは曲がってきそうで来ない」と捕手心理を共感した。

 タオルを首にかけた古市は「ワンバウンドに気持ちが寄っていた。これで負けたのでやっぱり悔しい」と声を振り絞った。極限の緊張感があった場面でのプレー。2年目捕手に松井監督は「使っているのはこちら。古市が悪い訳でもないので責任感を感じなくていい」とさらなる成長を期待していた。

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