巨人・大城卓三が7回途中に交代 原監督がバッテリーの同時チェンジを決断 5回には自打球に悶絶

[ 2023年9月18日 16:27 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2023年9月18日    東京D )

巨人・大城
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 巨人の大城卓三捕手(30)がヤクルト戦(東京D)で5番に入って先発出場するも、7回のイニング途中にベンチへ下がった。

 1―2で迎えた7回、前の回から登板していた3番手左腕・今村が先頭のオスナに23号ソロを浴びて2―2の同点。

 1死後、武岡と代打・川端に連打されて一、二塁とさらにピンチが続くと、ここで原辰徳監督(65)がベンチを出て自らマウンドに向かい、バッテリーごと同時交代となった。

 ここで4番手右腕・菊地と岸田のバッテリーに変更。塩見を3球三振に斬って取ると、内山は初球で遊ゴロに仕留めてそれ以上失点を許さなかった。

 大城卓はこの日、5番に入り、33日ぶりマウンドで47日ぶり白星を目指したグリフィンとバッテリーを組んで先発出場。5回2安打無失点の好投を引き出したが、グリフィンは0―0のまま降板となった。

 そして、バットのほうでは相手先発左腕・山野に対して2回の第1打席でチーム最多となる今季19個目の犠打を決め、0―0のまま迎えた5回の第2打席ではアクシデントに見舞われる。

 先頭打者として入った打席で、1ストライクからの2球目をスイングしたが、その自打球が右膝の上あたり、やや内側を直撃。あまりの痛さに悶絶し、その場に倒れこんだ。

 慌ててトレーナーが駆け付けたが、大城卓はしばらくあぐらをかくような体勢で動けず。それでもベンチには戻らず、観客席から大きな拍手が降り注ぐなか打席に戻ると、次のボールを泳ぎながら右飛。一塁ベースへは足を引きずりながら進んだが、全力疾走はできなかった。

 それでも、痛みをこらえてそのままプレーを続行したが、無念の途中交代となった。

 大城卓は13日に行われた阪神戦(甲子園)の第3打席で今季443打席目に到達し、プロ6年目で自身初となるシーズン規定打席をクリア。巨人捕手のシーズン規定打席到達は2017年の小林誠司以来6年ぶりだった。

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