巨人“野手登板”経験者2人でサヨナラ勝ち!チャンスメークの北村拓己「初球から積極的にいこうと」

[ 2023年9月18日 19:41 ]

セ・リーグ   巨人4―3ヤクルト ( 2023年9月18日    東京D )

2日のDeNA戦で8回に登板した北村拓
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 巨人の北村拓己内野手(28)がヤクルト戦(東京D)で連日のサヨナラ勝ちにつながる二塁打を放ち、チームの勝利に大きく貢献した。

 敗戦の可能性がなくなり、3―3のまま迎えた延長12回だった。

 この回からマウンドに上がった相手6番手左腕・田口に対し、直前に好救援でチームの危機を救った8番手右腕・船迫の代打に登場。先頭打者として入った打席で初球の外角低めスライダーを捉えた。

 打球は左翼へ飛んで二塁打となり、代走に俊足・重信。この重信が増田大のプロ8年目で初となるサヨナラ打で決勝ホームインを果たした。

 「先頭だったので、出塁することだけを考えて打席に入りましたし、初球から積極的にいこうと思っていたのでヒットになって良かったです」

 2日に行われたDeNA戦(横浜)では4―12で迎えた8回にプロ6年目にして初登板。直球を主体にスライダーも混ぜて14球を投じ、1回1安打1失点に抑えた。

 投手陣が次々に打ち込まれたため、志願しての“野手登板”。原辰徳監督(65)からは試合後「ピッチャー陣をね、助けてくれました。監督としてもね、ああいう練習はさせていないけれども、非常に感謝します」とメッセージを送られていた。

 奇しくも、この日サヨナラ打を放ったのは2020年8月6日の阪神戦(甲子園)で0―11の8回に6番手として“野手登板”を経験していた増田大。厳しい台所事情を救った2人の殊勲打に原監督も大喜びだった。
 

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