勝つには勝ったが…中日サヨナラ勝ちも根尾プロ初勝利逃し「本音を言えば…」「モヤモヤ」複雑胸中

[ 2023年9月18日 18:52 ]

セ・リーグ   中日8×-7広島 ( 2023年9月18日    バンテリンD )

<中・広>11回、サヨナラ適時打を放ったカリステに水をかける根尾(左奥)(撮影・椎名 航)
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 中日は延長サヨナラ勝ちで借金30の危機を回避した。

 7-7の延長11回、今季限りでの引退を表明している堂上が先頭で四球を選び、これを足がかりに無死満塁の好機をつくると、最後はカリステが右前へサヨナラ打を放ち、勝利した。

 ただ、試合は今季初登板の先発・根尾を援護するように打線が6回まで6点を奪取。根尾も6回まで無失点と好投した。ところが6-0の7回、味方の失策から1死満塁のピンチを招くと、マクブルームの二ゴロの間に三塁走者が生還し初失点。さらに田中に四球を与え満塁としたところで降板した。

 後を継いだ藤嶋、斉藤、清水が広島打線の勢いを止めることが出来ず最大6点あったリードを吐き出し、この回同点に追いつかれ、6回2/3を4失点(自責0)と力投した根尾のプロ初勝利の権利は消滅した。

 6-6の9回には7番手・松山が堂林に勝ち越し打を浴び、一時は7-6と勝ち越しを許したが、9回2死の土壇場でビシエドが6号ソロを放ち、延長戦へ持ち込みサヨナラ勝ちにつなげた。

 負ければ借金30という屈辱を何とか回避したが、中日ファンはインターネット上に「勝つには勝ったけどなんか違う」「勝つには勝ったが、誰もお立ち台に立ちたくないだろう、この内容では。根尾投手に申し訳ない」「勝つには勝ったんですが 流石に酷い試合内容でした」「勝つには勝ったけど、ものすごいモヤモヤが残ったわ」「本音を言えば根尾くんのプロ初勝利見たかったけど、サヨナラ勝ちしてくれてよかった」と複雑な心境を寄せていた。

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