巨人・増田大輝が初のサヨナラ打 原監督、再び熱い抱擁 今季2安打目&初打点が劇打「なんとかCSに」

[ 2023年9月18日 18:58 ]

セ・リーグ   巨人4―3ヤクルト ( 2023年9月18日    東京D )

サヨナラ打を放った増田大はヒーローインタビューでガッツポーズ (撮影・西川祐介)
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 巨人の増田大輝内野手(30)がヤクルト戦(東京D)でプロ8年目にして初となるサヨナラ打を放った。

 3―3のまま迎えた延長12回だった。この回からマウンドに上がった相手6番手左腕・田口に対し、先頭の代打・北村拓が初球を叩いて左翼への二塁打とし、代走に俊足・重信。

 1死後、一度は遊ゴロとされた門脇の当たりが原辰徳監督(65)のリクエストによるリプレー検証の結果、判定が覆って内野安打となると、ここで打席に入ったのが増田大だった。

 8回に坂本の代走として途中出場し、延長10回の初打席は左飛。だが、この打席ではフルカウントからの6球目、外角シュートを叩いた。打球は前進守備だった中堅を越え、プロ8年目で初のサヨナラ打に。代走での起用が多い増田大にとっては今季9打席目で2安打目、そして今季初打点が値千金の殊勲打となった。

 原監督に思いっきり抱き締められたあと、単独でお立ち台に上がった増田大は「ファンの声援のおかげで最後打つことができました。ありがとうございます」と苦労人らしく謙虚に第一声。

 「ストライクゾーンは振っていこうっていうふうに思ったんですけど、追い込まれてからはなんとかミートに徹しようと思って。当たって良かったです」と冷静な声で振り返った。

 打球が抜けた瞬間については「当てただけではあるんですけど、しっかり芯で捉えることができたので良かったなと思います」とし、プロ8年目で初のサヨナラ打については「チームが勝てたので、それが本当にうれしいです」と控えめな笑顔。

 「きのう門脇も言ったと思うんですけど、なんとかクライマックスシリーズ(CS)にいけるように全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」とG党に呼びかけていた。

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