西武“反撃開始の1点”消えた…蛭間が痛恨の勇み足 外崎生還前に憤死

[ 2023年8月27日 05:20 ]

パ・リーグ   西武0-7日本ハム ( 2023年8月26日    ベルーナD )

<西・日>2回、西川の左前打で一走・蛭間が二走・外崎が生還する前に三塁でタッチアウト、無得点に終わる(撮影・白鳥 佳樹)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】0―6とはいえ、まだまだ2回。西武はドラフト1位・蛭間の一つの走塁ミスが、反撃ムードをしぼませた。

 三塁コーチの黒田内野守備走塁コーチが「100%セーフなら来てもいい。五分五分ならストップ」と指摘したのは、2回2死一、二塁で西川が左前打を放った場面だ。誰もが「反撃開始の1点」を信じたが、一塁走者の蛭間は二塁ベースを蹴って果敢に三塁に向かった。打球が見える範囲は全て自分の判断で、セーフを見込んで走ったが結果はアウト。この憤死が二塁走者の外崎の生還より早く、3安打を集中させながらまさかの無得点。松井監督はリクエストしたが、覆らなかった。

 点差を考えれば走者をためていきたい場面で、完全に蛭間の勇み足。結果的に外崎も生還を確信し、本塁手前でスピードを落としていた。「こっち(首脳陣)に責任がある。状況も含め本人(蛭間)にしっかりと伝えていきたい」と松井監督。今季のチームスローガンは「走魂」だが、やみくもに次の塁を狙えばいいわけではない。(福井 亮太)

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