菊池雄星　“期待を上回る活躍をしたメジャーの8選手”選出　要因は被打率・219のスライダー

ブルージェイズの先発・菊池雄星（AP）
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　大リーグ公式サイトが23年、期待を上回る活躍をした8人の選手を特集。カブスのコディ・ベリンジャー、ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ、パドレスのブレイク・スネルらともに、ブルージェイズの菊池雄星投手（32）が選ばれた。

　菊池のシーズン前の成績予測はファングラフスのWAR（Wins　Above　Replacement、代替可能選手＝Replacement＝に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを統計的に推計した指標）で0・5、防御率4・49だったが、ここまでWARは2・0、防御率3・52である。

　9回あたりの四球数も3・9個の予測が2・4個、ハードヒット率も、バレル率も低く抑えられ、WHIP（投球回あたりの与四球・被安打数合計）も1・40の予測だったのが、ここまでキャリアベストの1・23である。

　好成績につながっている球種を一つ挙げるとすると、それはスライダー。被打率は・219で、長打率は・399。22年の・278、・612から飛躍的に良くなった。今季ブルージェイズ打線が期待通りに機能しない中、菊池の活躍などで同球団の先発ローテーションはとても安定している。