工藤公康氏 2018年日本シリーズ広島戦でアノ選手を徹底的に内角攻めで日本一「絶対打たせるな!」

[ 2023年8月25日 15:22 ]

工藤公康氏
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 元ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)が、槙原寛己氏(60)のYouTube「ミスターパーフェクト槙原」に出演。2018年日本シリーズで広島・丸佳浩外野手の内角攻めを徹底した理由を明かした。

 工藤氏は監督時代に短期決戦でも相手戦力を徹底分析。広島との日本シリーズ前にはソフトバンク投手陣に対して丸の「インサイド」を徹底して攻めるように指示した。

 「丸選手は配球を(メモに)書くような研究熱心な選手。その選手がインサイドを意識すると他のところがより打てなくなるデータがあって、そうすれば他の左打者も(インサイドを)意識する」

 丸を抑えることで他の打者への影響が大きく、「丸攻略=広島左打者の攻略」と答えを出し、「丸には絶対打たせるな」と指示を出した。

 丸はその日本シリーズ6試合で25打数4安打3打点に終わり、10三振を喫した。

 そしてソフトバンクが4勝1敗1分けで日本一になった。

 丸は翌年巨人へ移籍。ソフトバンクはその巨人と日本シリーズで対戦する。

 工藤氏は「2019年も丸選手。彼を抑えたら勝てる」と、引き続き同じように抑え込み、巨人に4勝0敗で2017年から3年連続日本一に輝いた。

 

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