ヤクルト・高津監督続投 来季が5年目、衣笠球団会長の信頼変わらず

[ 2023年8月25日 05:30 ]

ヤクルトの高津監督(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト・高津臣吾監督(54)が来季も続投することが24日、分かった。昨オフ新たに契約を2年延長しており、来季が通算5年目となる。

 チームはこの日、同一カード3連敗を喫し、首位・阪神とは21ゲーム差の5位。球団初のリーグ3連覇には厳しい位置にいる。だが、衣笠剛球団会長兼オーナー代行は6月の株主総会後に「信頼は変わっておりません」としており、来季も指揮を託す方針を固めた。21年に20年ぶりの日本一。2軍監督時代から指導し昨年、史上最年少で3冠王を獲得した村上をはじめ、長岡や内山、投手では高橋ら若手を育成しながら、昨年は29年ぶりのリーグ連覇を成し遂げた実績を高く評価している。

 今季は開幕5連勝でスタートしたが、この日の試合後に指揮官が「ケガ人が多すぎる」と話したように野手では山田、塩見ら故障者が続出。投手も奥川や原らを欠いたことで、指揮官が描く中7日以上の間隔を空ける先発ローテーションを組めなかった。5月には12連敗。23日には自力でのCS進出の可能性が消滅していた。ただ、苦しい戦いの中で、退団したマクガフに代わる守護神・田口が、リーグトップの29セーブを挙げるなど適材適所を見抜く手腕も光った。

 今季は残り31試合。Aクラスまでは9ゲーム差あるが、来季も見据えながら目の前の勝利を目指していく。

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