工藤公康氏 監督を経験して知った西武黄金期の強さの理由「コーチの人、監督を含めて優秀だった」

[ 2023年8月25日 14:33 ]

工藤公康氏
Photo By スポニチ

 元ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)が、槙原寛己氏(60)のYouTube「ミスターパーフェクト槙原」に出演。西武黄金期の強さの理由を明かした。

 工藤氏の答えは明快だった。「コーチの人と、監督を含めて優秀だったなと今考えると思う」と明かした。

 工藤氏自身がソフトバンクで監督を経験してそう感じたという。

 1987年の日本シリーズ・巨人戦を例に挙げた。

 2死一塁の場面で秋山幸二の左中間、中堅よりの当たりで、一塁走者の辻発彦は一気に生還した。

 工藤氏は「クロマティの守備を分析していた。伊原(春樹三塁コーチャー)さんはずっと回していた。辻さんも“行くの?”みたいな感じで回ったと思う」と指摘した。

 決して長打コースではなかったが、中堅手のクロマティがシングルと判断したときにプレーや返球が緩慢になることを分析した上での判断だった。

 今でこそデータ班が行うような分析を現場のコーチが行い、大一番で実行する決断力が当時の西武はすでに持っていた。

 相手の巨人で出場していた槙原氏は「やっている野球が違うことを思い知らされた。1個も2個も上を行っていた」と西武野球のレベルの高さを振り返った。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年8月25日のニュース