ソフトB・栗原、今季絶望…右手有鉤骨甲骨折 23日のロッテ戦で痛める

[ 2023年8月25日 07:10 ]

23日のロッテ戦の4回、ファウルを打つソフトバンク・栗原
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 栗原にとって2年連続の“幕張の悲劇”となった。ソフトバンクは24日、23日のロッテ戦(ZOZOマリン)で負傷交代していた栗原陵矢外野手(27)が右手有鉤(ゆうこう)骨甲骨折の診断を受けたと発表。この日、出場選手登録が抹消された。

 前夜は「7番・三塁」でスタメン出場。3―1の4回2死での第2打席でファウルを打った際に右手首を痛めた。四球で出塁後に同裏の守備から川瀬と交代し、そのまま千葉県内の病院でCT検査。この日、球場には姿を見せず、再度、福岡県内の病院でMRI検査を受けて、全治2、3カ月と診断された。シーズンの残り試合どころか、ポストシーズンでの復帰も絶望的だ。きょう25日からは筑後ファーム施設で、リハビリ組に合流する。

 またもや、ZOZOマリンでのロッテ戦だ。昨年3月30日、9回の守備で中堅手と交錯し左膝を負傷。担架で運ばれたのもこの球場だった。同31日に抹消され、「左膝前十字じん帯断裂、左外側半月板損傷の疑い」の診断で4月13日に左膝手術。リハビリで22年シーズンを終えていた。

 復帰した今季は開幕から三塁のレギュラーに定着したが、左膝の炎症と疲労蓄積で7月30日に抹消。ただ今月16日の1軍復帰後7試合は3本塁打6打点と好調で、復調の兆しを示していた。ムードメーカーでもある副主将の再離脱は、浮上を狙うチームにとっては大きな痛手となった。

 ▽有鉤骨を骨折した主な打者
 ★日本ハム中田翔 08年6月14日のイースタン・西武戦で左手首を負傷。精密検査の結果、全治1カ月。9月9日の2軍戦で実戦復帰し中越え2ラン。

 ★日本ハム清宮幸太郎 19年3月3日にDeNAとのオープン戦で右手首を痛め、5日に骨片を摘出。全治3カ月。5月24日の西武戦でシーズン初出場。

 ★DeNA宮崎敏郎 19年8月7日の広島戦で左手首を痛め、9日に骨片摘出。シーズン絶望とみられたが、約1カ月後の9月12日から実戦復帰した。

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