杉本正氏 疑問残るソフトB・東浜の4回途中降板と椎野という選択 武田を投入してもよかったケース

[ 2023年7月29日 07:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―8ロッテ ( 2023年7月28日    ペイペイD )

<ソ・ロ>4回を投げ終えベンチに戻る椎野(右は東浜)(撮影・岡田 丈靖)
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 【杉本正 視点】4―5の4回1死一、二塁。先発の東浜からベンチは椎野にスイッチした。確かに三振を取れる投手だ。4回無死走者なしならば良かったかもしれないが、こういう場面での経験は不足している。1球に対する思いが薄く、なんとなく投げてしまったように見えた。そこが決定的な角中の3ランにつながったと感じる。

 絶対に抑えなければならない打者だった。自分が投手コーチだったとすれば、どうしたか。回が浅かったとかいうのは関係ない。結果論にはなるが、今季、何度も走者を背負ったケースで投げてきた武田を4回のピンチから投入してもよかったと思う。

 先発した東浜もあれだけの実績がある投手だ。たまたま、悪かったでは済まされない。特に4回先頭の柿沼に対する四球。ちょっとしたことで失点は生まれ、傷口は広がる。(本紙評論家)

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