甲子園“大銀傘復活”へ 「1931年ごろの屋根によみがえらせたい」阪神電鉄がアルプスまで拡張構想

[ 2023年7月29日 05:15 ]

1931年頃の甲子園のパネル横に立つ谷本修取締役
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 阪神電鉄は28日、大阪市内で記者会見を開き、24年に100周年を迎える西宮市の甲子園球場のシンボルである「銀傘」を一塁側、三塁側ともアルプススタンドまで拡張する構想を発表した。

 同社の谷本修取締役は「歴史と伝統を新たな100年に紡いでいくため。1931年ごろの屋根によみがえらせたい」と説明。1924年8月1日に開場した甲子園では、戦前の1931年には「大鉄傘」(当時の呼び名)がアルプス席まで覆っていた。その後、太平洋戦争の金属供出のため取り外されたが、戦後の51年にジュラルミン製の屋根として復活。現在のガルバリウム鋼板製の屋根が4代目となる。

 近年、高校野球開催時の熱中症対策が課題で、07年からの平成の大改修当時からあった拡張プランが100周年を機に具体化。“大銀傘”ができれば一日を通して日陰の部分もでき、観戦環境も大きな改善が見込める。

 総工費や竣工(しゅんこう)時期などは未定。工事はオフシーズンのみ数年かけて行われる。同取締役が「建設業界の2024年問題もある。関西万博と同時進行は難しい」と話したように、早くて25年秋の着工となる。

 ▼日本高野連・宝馨会長 今回の銀傘拡張計画発表に関して、改めて感謝申し上げます。学校応援団や多くの高校野球ファンが観戦されるアルプススタンド席への銀傘拡張は暑さや雨天時の対策において、大変有意義な計画だと感じております。

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