西武・山野辺がプロ初のDHで決勝打「そわそわしました」

[ 2023年7月29日 23:04 ]

パ・リーグ   西武3―1楽天 ( 2023年7月29日    楽天モバイル )

<楽・西>5回、先制適時打を放った山野辺(撮影・光山 貴大)
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 西武・山野辺翔内野手(29)は練習前に知った。1番打者でプロ初の指名打者として先発。「びっくりしました。最初はそわそわして、何すればいいかなと。平沼とかに“何すればいいのか分かってないですよね”と言われた。リズムはあまり分からなかった」と戸惑いながらもバットで役目を果たした。

 5回1死二塁。初球が暴投となって二塁走者の愛斗が三塁へ進塁。「愛斗さんが三塁まで行ってくれたので、前に飛ばせば何とかなる」とチェンジアップを右前に運ぶ先制適時打は決勝打。塁上では持ち前の明るい笑顔でガッツポーズが飛び出した。

 俊足堅守が売りの内野手。今季は2軍で7本塁打とパンチ力が増し、相手先発左腕・辛島の攻略を託された。6回にも左前打を放ち、マルチ安打。「ベンチで声を出して、6番ぐらいになったらベンチ裏に行ってました。準備に割ける時間はいっぱいつくれた」と強打者が味うことが多い感覚は新鮮だったようだ。(福井 亮太)

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