巨人OB・岡崎郁氏“暴走”進学諦め巨人入団を決めたミスター伝説「説得はなかった」「君は誰だ～って」

現役時代の巨人・岡崎郁
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　巨人OBの岡崎郁氏（62）が1日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」（土曜後5・30）に出演。大学進学を希望していた岡崎氏が一転、巨人に入団するきっかけとなった“ミスター”長嶋茂雄氏との驚きの出会いを明かした。

　「ジャンクSPORTS　スポーツ遺産・巨人編」と題して栄光の巨人軍OBが集結。昭和のプロ野球界の豪快伝説の数々が語られる中で、岡崎氏は自身の巨人入団の裏に長嶋氏の“伝説の家庭訪問”があったことを語った。

　岡崎氏は1979年に大分商で春夏の甲子園に連続出場。高校卒業後は法大に進学すると決めていた中、ドラフトで巨人から3位指名を受ける。それでも大学進学の決意は揺るがずスカウトにも断って、最後の高校生活を過ごす中で「11月上旬だったと思いますけど…家に帰ったら長嶋さんがおられて。急にいたんです。学校から帰ったら急にいたんです」と当時を振り返ると、MCのダウンタウン浜田ら一同は「え～っ！」と絶句。

　岡崎氏は続けて「長嶋さんのズルいところって、最初のファーストコンタクトって言いますか、するじゃないですか…すっごい（顔が）近いんです。そして説得されるもんだと思うじゃないですか？でも全然説得はなかったです。もう長嶋さん“俺が来たらわかってるだろ”みたいな感じで、（同席した）スカウトの人に“契約金はいくらだよね、年俸はいくらだよね、背番号は何番にしよう”って巨人に入ってからの話をどんどんされて。そういう手法もあるのかな～と思いましたけどね。口説き文句っていうのはなかったですね」と笑った。

　その後、大分・別府でフグを一緒に食べた後に「今後あと10年、俺は巨人の監督をやるから、その間には君を一人前にするよ」と長嶋さんから声を掛けられたと、最後にミスターらしいカッコいい話で終わると思いきや、「で、まあ1年で長嶋さん辞めるっていう」とまさかのミスター“イジリ”。止まらない岡崎氏は「で、十何年後かぶりに（監督として巨人に）帰ってきて僕は長嶋さんにクビにされましたけどね。ホントですよ」と大爆笑。大の巨人ファンとして知られるゲストのビビる大木が「我々は笑っていいんですよね？」と戸惑う中、巨人に入団した後の2軍キャンプの練習で長嶋監督と再会した際に「“君は誰だ～”って言われました」と“暴走”は止まらず。さすがの浜田も「（長嶋さんは）それが普通なんでしょうね」とフォローを入れていた。