広島・坂倉 2日連続決勝打!恩師の日大三・小倉前監督見守る前で先制2ラン「ホッとしています」

[ 2023年7月1日 05:03 ]

セ・リーグ   広島8-0ヤクルト ( 2023年6月30日    神宮 )

<ヤ・広>5回、田中の適時打で生還し迎えられポーズを決める坂倉(左は九里)(撮影・会津 智海)
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 広島の勢いが止まらない。まずは前夜のヒーローが痛烈な先制パンチを放った。2回無死一塁から坂倉が相手先発を捉えた。サイスニードの高め速球を完璧にはじき返した打球は右翼席に着弾した。

 「真っすぐに合わせて(打席に)入りました。バッティングカウントだったので積極的にいきました。あ、入ったって感じです」

 手応え十分の先制弾は九里を援護する一打となった。23日巨人戦以来の7号2ラン。ヤクルト戦は4月16日以来、神宮では昨年9月10日以来となるアーチだった。前日29日のDeNA戦(マツダ)では同点の7回に中前へ決勝の適時打を記録。6月は59打数23安打で月間打率・390を誇っている。

 この夜は今年3月限りで日大三高野球部の監督を勇退した小倉全由(まさよし)前監督が観戦に訪れていた。「(勇姿を見せられて)ホッとしています」。サイクル安打はお預けとなったが、恩師が見守る前で今季2度目の猛打賞&3打点に加えて2戦連続の決勝打で勝利へとけん引した。

 正捕手の先制弾で活気づいた打線は続く3回にも得点を奪った。「坂倉の一発が大きかった。勢いに乗せてもらった」。無死から菊池が5月28日のヤクルト戦以来となる左翼ポール際への4号ソロ。さらに3点優勢の5回には秋山、坂倉の適時打などで勝負を決定づけた。

 新井監督は「何も言うことはございません。今日、私、何もしていないです」と最高の褒め言葉で選手たちを称えた。ヤクルト戦は18年以来の7連勝。進撃のカープが2位・DeNAに0・5ゲーム差と大接近だ。

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