日本ハム・浅間 昇格即由伸撃ち!足首手術から121日 今季初安打初打点&好守備も

[ 2023年7月1日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―5オリックス ( 2023年6月30日    エスコンF )

<日・オ>8回、適時三塁打を放つ浅間(撮影・高橋 茂夫)
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 苦難を乗り越え、日本ハムの浅間が1軍の舞台に戻った。骨折した左足首の手術から121日。自身にとって“開幕戦”となるオリックス戦で、今季初安打初打点をマークし「正直、気持ちの面では楽になった」と胸をなで下ろした。

 0―5の8回2死一塁だ。1、2打席目はいずれも空振り三振を喫するなど、3打席凡退で迎えた山本との4度目の対戦。9球粘った末にカーブを捉え、右翼線へ運んだ。この日、チームの唯一の得点となる適時三塁打を放ち「1、2打席目はだいぶパニックを起こして。久しぶりにあんな速い球を見たので。その中でヒットにつなげられたのが良かった」とうなずいた。

 2軍本拠の千葉・鎌ケ谷で懸命なリハビリと調整を繰り返してきた。精悍(せいかん)な顔つきは日に焼け、体の切れを出すために体脂肪率を1、2%落とすなど肉体改造にも取り組んできた。その成果もあり、2回2死の中堅守備では浅い飛球に前進し、ダイビングキャッチ。初めてプレーする新球場のファンを沸かせ「皆さんの声援が近くで聞こえるので、やりがいのある球場」と感謝した。

 昨年9月には右足首の手術も経験。両足首は万全の状態とは言えないが「もう、一試合一試合の積み重ね。今日は前のめりになっていたので、冷静な自分も持ちながらやりたい」と浅間。チームの期待も大きい27歳が、良好な再スタートを切った。(田中 健人)

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