金子千尋VS糸井嘉男が実現! 金子コーチ引退セレモニーで5年ぶりオリユニ姿も 真剣対決の行方は…

[ 2023年7月1日 17:47 ]

<日・オ>試合後、オリックスのユニホームに身を包み糸井氏と対決して1打席目は投飛に打ち取った金子(撮影・高橋 茂夫)
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 昨季限りで現役引退した日本ハム・金子千尋特命コーチ(39)の引退セレモニーが1日、新球場「エスコンフィールド北海道」で行われた。

 試合後には、日本ハム、オリックス、阪神でプレーした糸井嘉男氏(41)との「真剣対決」を行った。

 金子コーチはオリックスのユニホームで、糸井氏は日本ハムのユニホームでそれぞれ登場。糸井氏は「パンプアップしすぎてユニホームがきつい。ベンチプレスは150キロ上げます」と真顔で語って笑いを誘った。

 対決前のミニトークで、金子コーチはオリックスのユニホームに「5年ぶりになりますかね」と懐かしそう。「こういう時はストレート勝負と言いますけど真剣勝負なので変化球投げます!」と宣言。一方、糸井氏は「2打席対決あるんでね…」と天然ぶりを炸裂させ、シークレットをバラしてしまうまさかのハプニング。MCに注意され、「1打席ですよ!」と慌てて訂正していた。

 鶴岡慎也氏が捕手役を務め、初球からいきなり金子コーチがカーブを投じて糸井氏はびっくり。金子コーチはサイン交換もしてボール交換を要求するほどの真剣ぶりだった。最後は全盛期を彷彿させる直球を投げ込み、詰まらせて投飛に仕留めた。

 さらに“お色直し”し、金子コーチが日本ハム、糸井氏がオリックスのユニホームで登場。2打席目の対決では、空振り三振で決着がついた。対決後は金子コーチは背番号「19」のTシャツを着た日本ハムナインに5度胴上げされた。

 3人のトークショーも行われ、現役時代の対戦の思い出を聞かれ、糸井氏が「大っ嫌いでした」と明かすなど糸井節全開。爆笑が絶えないトークとなった。

 現役時代の初対決は金子コーチがオリックス、糸井氏が日本ハムでプレーした2008年6月28日。空振り三振で金子コーチに軍配が上がった。2008年9月21日には糸井氏が初安打、2010年6月18日には初本塁打を放った。通算で47打席対戦し、45打数10安打で打率・222、1本塁打、3打点、11三振だった。

 試合前のセレモニーでは、オリックス時代からプロ野球生活18年を振り返る映像が球場内の大型ビジョンで放映された。選手代表として松本剛と加藤貴が花束を手渡された金子コーチは、ファンの前で「エスコンフィールドに来ている皆様、全国のファイターズファンの皆様、バファローズファンの皆様、そして金子千尋ファンの皆様、18年間応援していただき、本当にありがとうございました。プロ野球選手として18年間という長い期間プレーできて幸せ者です。なにより家族、両親に感謝しています。改めて僕の家族になってくれて、僕を産んでくれてありがとうございます」と涙ぐみながらあいさつした。

 最後は捕手と打者を務めた愛息2人に加え、愛娘にも見守られながら「最後の1球」を投じ、大きな拍手が送られた。

 金子コーチは04年に自由獲得枠でオリックス入団。14年に最多勝と最優秀防御率の2冠に輝き、沢村賞とリーグMVPを受賞。18年オフに日本ハムに移籍し、通算130勝をマークした。

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