復帰2戦目の中川皓太を巨人・原監督も高評価「前回の神宮のときよりもはるかに落ち着いてできた」

[ 2023年5月20日 18:21 ]

セ・リーグ   巨人6―2中日 ( 2023年5月20日    東京D )

<巨・中>7回から登板した中川(撮影・西川祐介)
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 巨人の8年目左腕、中川皓太投手(29)が中日戦(東京D)で復帰後2度目のリリーフ登板。1回を3人でピシャリと抑えて原辰徳監督(64)を喜ばせた。

 6―2で迎えた7回に2番手として登板。先頭の7番・木下を2球で中飛に仕留めると、代打・伊藤はシュートで空振り三振、連続代打となった鵜飼は右飛に打ち取った。

 中川は2019年から21年までの3シーズンで40ホールド23セーブをマークするなど、リリーフ陣の中心として活躍。昨季は腰痛の影響で登板がなく、オフに育成契約となった。今月15日に支配下へ復帰。17日に出場選手登録され、同日のヤクルト戦(神宮)で失点の多い“魔の8回”に2番手として登板したが、いきなり最初の打者・塩見に本塁打されるなど1/3を2失点の“ホロ苦”復帰登板となった。

 この時のヤクルト戦が571日ぶりの1軍マウンド。この日の中日戦は574日ぶりとなる本拠・東京ドームでのマウンドだった。なお、復帰戦で54・00だった防御率はこれで13・50となっている。

 試合後、中川について聞かれた原監督は「前回の神宮のときよりもはるかに落ち着いてできた。これからの励みに、ステップ材料にしてくれると思います」とまずはコメント。

 この日は7回を中川、8回をオリックスから加入したばかりの鈴木康という継投だったが、今後について「まあ、選択肢は広がったというふうに言わせてください」と含みを持たせたうえで、改めて中川について「角度が出ていましたね。いいときの(中川)皓太を僕はベンチで見ているので。やっぱりとてもピッチャーって角度が大事だと思うんです。彼は少しスリークオーター気味だけど、横から投げたとしても角度、上から投げたとしても角度。そういう意味ではこの前よりもはるかにいい形だと感じました」と評価していた。

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