阪神・青柳 6年ぶり2軍降格へ 岡田監督「普通に考えたらそうやんか」初回から大乱調5回7失点

[ 2023年5月20日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―10広島 ( 2023年5月19日    甲子園 )

<神・広>初回、韮沢の2点適時打で5点目を失った青柳(撮影・大森 寛明)
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 阪神・岡田監督が青柳について2軍での再調整を決めた。「そら、こっちが決めることやからな。普通に考えたらそうやんか」と明言し、「(初回失点は)ずっとやんか。何点取られたか…というところ。初めて投げさせたピッチャーと違うんやから」と厳しい言葉を続けた。8年目で初の初回5失点に始まり、5回7失点。開幕から7度目の登板でも復調の兆しが見えない。

 投手を含めて先発9人全員が左打者の打線と対するのは20年9月16日の巨人戦以来。対策を講じた広島にやすやすと攻略された。初回だけで被安打5と3四球。打者11人攻撃を許した。2回以降は立ち直る気配を見せながら、5回は2死からの死球で走者を背負い、二、三塁から申告敬遠で塁を埋めた後、投手の玉村に右前へ痛恨の2点適時打を浴びた。初回失点は自己ワーストを更新する4試合連続で、今季計24失点のうち11点が初回に集中する。

 「(初回は)緊張は毎回してるんで。というよりも打たれたかなと、実力不足かなと」

 悪化した防御率5.63は規定投球回到達ではリーグワーストで、投手3冠に輝いた昨季からは程遠い。「ボール自体は悪くないと思っていますし、逆になんで(得点を)取られたか、なんで抑えたのか、分からないですね」。投球を振り返る言葉に苦悩がにじんだ。不振による再調整は17年4月30日以来、実に6年ぶり。それだけ長く離脱することなく1軍の先発ローテーションでフル回転してきたエースに試練が訪れた。(遠藤 礼)

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