常総学院が関東第一を下して初戦突破 3番・川上が先制ソロ含む3安打

[ 2023年5月20日 18:09 ]

春季高校野球関東大会2回戦   常総学院7―3関東第一 ( 2023年5月20日    横須賀 )

<常総学院・関東第一>初回、先制ソロを放った常総学院の川上(撮影・村井 樹)
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 2年ぶりに春の関東大会に進んだ常総学院(茨城)が関東第一(東京)との甲子園常連校対決を制した。先制ソロを含む3安打1打点で打線をけん引した3番の川上大宝外野手(3年)は「あの場面は2アウトでランナーもいなかったので。バットの先だったが入ってくれて良かった」と胸を張った。

 風にも乗り一直線に右翼スタンドへ飛び込んだ。初回2死で立った第1打席、カウント3―1からの内角直球を引っ張り込むと打球は右翼スタンドまで届く先制ソロに。高校通算6本塁打目が貴重な一発となり、「風にも乗ってくれた」と喜んだ。

 9回には3安打目となる右前打を放ち、続く2年生4番の武田勇哉内野手(2年)の左翼越え2ランで貴重な追加点のホームも踏んだ。互いに中軸を打つ武田については「いいバッターなので自分はチャンスメークすることを心がけている」と、後輩の特大の一発を喜んだ。

 入学時は捕手を務めていたが「打撃で勝負したいという思いもあった」と2年から外野に挑戦した川上。この日は終始、強風が吹く中での試合となったが難なく守備もこなし「打球への入り方などを気をつけて守れた」と手応えを口にした。

 県大会を制して望む今大会。次戦の明和県央(群馬)に向けては「苦しい場面でも流れを持って来られる打撃をしたい」と力を込めた。(村井 樹)

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