オリから加入の鈴木康平 巨人デビュー戦で“8回の男”に名乗り 原監督「選択肢は広がった」

[ 2023年5月20日 18:07 ]

セ・リーグ   巨人6―2中日 ( 2023年5月20日    東京D )

<巨・中>8回から登板した鈴木康(撮影・西川祐介)
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 オリックスから巨人へ移籍した鈴木康平投手(29)が20日の中日戦(東京D)で移籍後初登板。失点の多い“魔の8回”を無失点に抑える巨人デビューを飾って“8回の男”に名乗りを上げた。

 6―2で迎えた8回、3番手として登板。先頭の1番・岡林には左前打されたが、2番・村松を中飛に打ち取ると、前の打席まで2打席連続二塁打していた3番・細川は外角への153キロ直球で見逃し三振。前の打席で先発左腕・グリフィンから4号2ランを放っていた4番・石川昂はスライダーで空振り三振に仕留めて得点を許さなかった。

 投球内容は1回で打者4人に対して20球を投げ、1安打無失点。2三振を奪い、四死球なし、直球の最速は155キロだった。

 今月5日の中日戦(バンテリンD)でプロ初の初回先頭打者アーチを放った広岡大志内野手(26)との交換トレードでオリックスから移籍することが17日に発表されたばかり。オリックスでは今季1軍登板がなく、試合前のこの日に出場選手登録されていた。

 試合後、鈴木康について聞かれた原辰徳監督(64)は「非常に本人もいい日になってくれたんじゃないかなと思います。ジャイアンツの選手としてスタートして、長くいい役割を背負った状態で戦ってもらいたいと思います」とまずはコメント。

 さらに「いいスタートを切ってくれたと思います。新たな、いい心境の中で今日を迎えて投げ切れたと思います」としたうえで今後の起用について「まあ、選択肢は広がったというふうに言わせてください」と含みを持たせて話していた。

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