【侍ジャパン】栗山監督 最年少の20歳・高橋宏斗をタイブレークに抜てき 「一番大事なもの持ってる」

[ 2023年2月22日 16:27 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>談笑する宇田川(中央)、高橋宏(右)、栗林(撮影・平嶋 理子)
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 3月の第5回WBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が22日、サンマリンスタジアムで行われた。25日、26日に行われるソフトバンクとの壮行試合(宮崎)の登板予定が固まった。

 大事な対外試合初戦となる25日は佐々木朗(ロッテ)が先発。以降、今永(DeNA)、伊藤(日本ハム)、宮城(オリックス)、戸郷(巨人)、宇田川(オリックス)、高橋宏(中日)が登板する。

 26日は山本(オリックス)が先発。以降、高橋奎二(ヤクルト)、松井(楽天)、湯浅(阪神)、大勢(巨人)、栗林(広島)が登板する。

 大リーグ所属選手は対外試合出場が大会開幕直前の3月6日からと制限されるため、ダルビッシュ(パドレス)は登板しない。

 初戦では、高橋宏が7番手として、10回無死二塁から始まるタイブレークを想定した1イニングに登板予定。

 栗山監督はタイブレーク時の起用について、「三振も取れるんだけど、どちらかというと四球で崩れ切らない、若いのに。いろいろあるんだけど、それよりも一番大切な打者をやっつけにいくんだという投手がね、マウンドに上がったときに絶対、打者をやっつけるというそういう勝負だと思うので。俺は、昨年見ていて一番大事なものを持っていると彼は、信じていたので。そういった意味では幅があるんじゃないかなと。他の投手がないとかではないよ。そういう一番こちらが個人的に投手に持ってほしいものを持ってくれているので、幅は出るかなと思って信じている」と信頼を寄せた。

 1点も許されない緊迫の場面となるタイブレークの勝負。指揮官は「多分すごい難しいと思うよ、こっちも難しい。例えば、一、二塁のタイブレークとか今までやっている形は何となくイメージというかこっちもわかる。戦い方とか投げ方とか」とし、「ただランナー二塁のタイブレークって、ちょっと意味が…意味分かるんだけど、非常に難しい。前も言ったけど、メジャーとか見てると、もうただ打っていくだけだと、ズルズルズル両方ともビューって長くなったりする。『これ延々続くのかな』みたいな。そういうのもあるし、だからそこも含めてちょっと難しい。結構難しいと思います、タイブレーク」と覚悟を口にした。

 一方、高橋は「しっかりと役割を果たせるように、想定はしておいて準備は怠らないように、良い準備で入りたい」と意気込んだ。

 求められる役割として「タイブレークになるということは僅差で1点もやれない場面になると思う。自分自身の中で状況場面、作戦面を感じながら、やるべきことを見失わないようにやりたい」とし、「(三振を)取りにいって取れればいいんですけど、狙いに行って取れないと思うので。狙いに行く時はしっかり腕振って。尻上がりとかそういう状況じゃないので、ある程度球数投げて臨みたい」と述べた。

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