落合博満氏「宇田川でも良かったと思う」 昨年日本シリーズのMVPに見解

[ 2023年2月22日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が22日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。昨年、26年ぶり5度目の日本一に輝いたオリックスについて語った。

 22年の日本シリーズは、パ・リーグを制したオリックスと、セ・リーグを制したヤクルトの対戦となった。オリックスは3戦目まで1分け2敗と苦しんだが、第4戦から4連勝で、頂点に立った。

 落合氏は「シリーズのラッキーボーイっていうのは、必ず出てくるんだろうと思うけども、まぁ、それは宇田川(優希)なんだろうと思うよ。まさかあそこまで投げてくれるとは(首脳陣も)思ってなかったんじゃないのかな」と語った。宇田川は救援で4試合に登板、5回2/3を被安打2、10奪三振で防御率0.00と大活躍した。

 「あの長身から投げ下ろしてくる真っ直ぐとフォークっていうのは、なかなかバッターにとってはやっかいだったろうと思う。あのフォークはね、ほとんどはボール球でしょ、振ってるのはね。だから、それを(ヤクルトの各打者に)振らせるだけの技術、ボールの走りがあったっていうことですよ」と称えた。

 だが、宇田川はシリーズの最優秀選手賞、優秀選手賞にも選出されず、ネットでは宇田川の「表彰なし」が話題を呼んだ。落合氏は「日本シリーズの最優秀選手は誰かっていえば、まぁ当然バッターの方に目は向けられるんだろうけども、宇田川でも良かったんじゃないのかなっていうふうに思うよ。だって、ピンチの芽を全て摘んでいったから」と話していた。

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