中日・高橋宏 WBC球「しっかり投げられた」 シート打撃で最速152キロ 12人を1安打3K

[ 2023年2月8日 07:30 ]

シート打撃に登板する高橋宏(撮影・椎名 航)
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 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する中日・高橋宏斗投手(20)が“初実戦”で好仕上がりをアピールした。アグレスタジアム北谷でシート打撃に登板し、打者12人を1安打。最速152キロをマークし、WBC使用球で3三振を奪った。

 「打者に対してしっかり投げられたことが一つ、ステップアップできたと思います」

 慣れないボールでもあり、2四球を与えたが、安打は鵜飼の中前打1本。木下、三好はスプリットで空振り、ドラフト7位・福永(日本新薬)は直球で見逃しの三振に仕留めた。侍ジャパンでは第2先発などで起用される可能性が高く「第2先発でもある程度の球数を投げないといけない。1球目から気持ちを込めて投げられた」と手応えを口にした。

 オフの自主トレではにオリックス・山本に師事。そっくりの投球フォームも試したが、さらに修正を加えたノーワインドアップの新フォームで好投した。この日は松坂大輔氏(本紙評論家)が北谷を訪れ、対話。「緊張してあまり覚えてない。(WBCの)ボールのことをかなり気にしてくださったので、結果で応えていきたい」と気を引き締めた。松坂氏も「この時期に打者にあれだけの球が投げられている。WBCに向けて球の質、精度をさらに上げてくると思うので楽しみ」と、伸び盛りの20歳に大注目した。(山添 晴治)

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2023年2月8日のニュース