落合博満氏 07年シーズン2位から日本一 中日53年ぶり頂点へ貫いた起用方針とは

[ 2023年2月8日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が8日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。日本一となった2007年シーズンについて振り返った。

 07年のレギュラーシーズンは78勝64敗2分けで優勝した巨人と1.5ゲーム差の2位だった。「あの年はね、3球団(巨人、中日、阪神)で優勝を争ってて、最終コーナーにきてね、無理して行くか行かないかっていう話し合いをしたんだよ」と落合氏。「ピッチャーに無理して中4日、中5日で行くか、それともそのまま中6日で行くかっていう話し合いをして、まぁクライマックスシリーズ(CS)があるんだったら、そんな無理させることもないだろうってことで、中6日でずっと使っていた。その結果、2位に終わった」と明かした。

 セ・リーグはこの年からCSを導入。日本シリーズまでの日程を見て、特に先発投手陣を酷使させないという方針は結果的に、CSの第1ステージを2連勝、第2ステージを3連勝と無敗で突破。前年の日本シリーズで1勝4敗と敗れた日本ハムに対し、4勝1敗と圧倒。中日としては53年ぶり2度目の日本一となった。

 落合氏は「無理して使えば優勝はできたんだろうとは思うけどね。ここで無理する必要はどこにもないだろうっていうようなことでね。(CSを)見据えたってわけではないんだけどね。それでも優勝できるんじゃないのかなっていうふうには思った」と話した。

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2023年2月8日のニュース